アウトドアに目覚める
もう50年近く前のことですが、小学生のころ町内の子供会の行事(当時は子供もたくさんいて、地域ごとに子供会が盛んに組織立って開催されていた)で近郊の施設に1泊キャンプによく参加していました。
同級生たちと夕食のカレーを作り、キャンプファイヤーでゲームをし、備え付けのテントで寝る。楽しい思い出が今の私の記憶にあります。
この当時のテントは黄色で厚手のキャンバス地、三角形のいわゆる軍隊テント。設置した後は屋根のラインに合わせてスコップで溝を掘るのが準備の定番でした。
二十歳を過ぎたころまたアウトドアに目覚め、ツールを揃えていくことになりました。
まず最初に買ったグッズがこれ
シェラデザインズのシェラカップ
現在も人気の商品ですが40年たったいまでも現役で使っております。
ちょっとした調理や盛り付け容器として、またドリンクカップとしてこれ一つザックに入れていると重宝します。
そしてアウトドアにおいてかっこつけたくなるツールがこれ
ナイフですね。
フォールディングナイフ
折りたたみナイフのことですね。携帯に便利でブレード(刃)を引き出す様がかっこいいのでまずはこのタイプからということですね。
登山やキャンプ以外の普段の生活で持ちあるくのは違反になるので要注意です。
ガーバーのスポーツマン2というナイフでした。大藪晴彦のハードボイルド小説によく出てきたので、気になっていたナイフです。
部屋で取り出しては、かっこよさにひとりニヤニヤしながら悦に入ってました。
今は紛失してしまって手元にはないのが悲しい。
たった2つのツールで友人とスプリンターカリブを駆って和歌山方面にむかいました。
十津川あたりのキャンプ場を目指していたのですが、夜の到着であたりは明かりひとつない暗闇になっていました。
小さな懐中電灯を頼りにとりあえず道端にカリブを停め車内泊しました。
翌朝トラックの通過音で目覚めると、なんとキャンプ場はすぐ麓に見えていました。
EPIのシングルバーナーを友人が持っていましたので、キャンプ場の河原で湯を沸かしてコーヒーを淹れました。
装備はたったこれだけでした。テントもシュラフも椅子すら、何もなしでした。
食事はどのように摂ったのか覚えていないのですが、さらに南下して川湯温泉の河原を掘って温泉に浸かりました。
ここから私の本格的なキャンプライフが趣味のひとつになりました。